【活動報告】ミレニアム・フェローシップ2024 @明治学院大学
国際学部国際キャリア学科の学生10名がミレニアム・フェローシップ2024(Millennium Fellowship 2024)に選出されました。ミレニアム・フェローシップは、国連アカデミック・インパクト(UNAI)とミレニアムキャンパスネットワーク(MCN)が共同で提供している大学生向けのリーダーシップ開発プログラムです。フェローに選ばれた学生たちは、キャンパスにおいて社会的影響力のあるプロジェクトを企画・実施することにより、貴重な経験を積むことができました。
■ミレニアム・フェローシップとは:
https://www.millenniumfellows.org/fellowship
■明治学院大学のミレニアム・フェロー(2024年10月4日掲載):
https://fis.meijigakuin.ac.jp/news/research/5825/
今回のフェローシップの概要
2024年の明治学院大学ミレニアム・フェローは2名のキャンパス・ディレクターと8名のフェローから構成されていました。フェローシップには実地・オンラインのハイブリッドによる6種類の研修が含まれます。これらの研修は8週間に及び、リーダーシップやチーム形成、プロジェクト管理、ステークホルダーとの関係構築などについて学びました。

キャンパス・ディレクター主導によるミーティングと研修の様子
フェローシップのプロジェクトは2024年9月1日から11月25日にかけて実施しました。秋学期と重なる3か月弱の期間でしたが、フェローらは11月末に行われたオンラインの修了式に出席し、12月にプロジェクトの報告書をMCNに提出することができました。
プロジェクトの成果
明治学院大学のフェローシップの仕上げとして、2024年12月12日と13日に横浜キャンパスのクラララウンジでMillenium Fellowship Capstone eventというイベントを開催しました。このイベントではフェロー全員が自分たちのプロジェクトのプレゼンテーションを行い、経験や情報を共有した上で、参加者に2025年のフェローシップへの応募を呼びかけました。明治学院大学フェローシップのコーディネーターを務めて下さったMCNのMinkyeong Bae氏が韓国から来校され、このイベントに出席していただくことができました。
以下が実施したプロジェクトの概要です。
プロジェクト1:Re-Loved Market
このプロジェクトではビジネスを行う学生の支援と留学生を含む学生間の交流促進を目指し、学生が作った商品やリサイクル品を販売・交換できるプラットフォームを企画しました。そしてプロジェクトの担当グループが中心になり、11月11日と18日、12月12日と13日に横浜キャンパスのクラララウンジでフリーマーケットを開催しました。国際学部の多くの学生が参加し、手作り品やリサイクル品の販売を行いました。

11月に行われたRe-Loved marketのポスターと当日の様子
プロジェクト2: Sound Advice(※)
このプロジェクトは、国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の第三の目標である健康と厚生(Good Health and Well-Being)への貢献を意図したものです。このプロジェクトでは聴覚の厚生への影響に注目し、正常な聴覚を維持することの重要性だけでなく、聴覚を失うことやそれに伴うstigmaの問題への関心を喚起することを目指しました。これらの課題に関する情報を集めてパワーポイントの資料にまとめ、プロジェクト・リーダーのAidan Fireが12月のCapstone eventで数回のプレゼンテーションを行いました。
(※)「sound」という単語には「音声」以外に「適切な・的確な」という意味があります。

Capstone eventにおけるSound Adviceのプレゼンテーション
プロジェクト3: 明治学院大学Green Cycle(Green Cycle MGU)
このプロジェクトでは、以下の三つの分野に関する活動を行いました。
- キャンパスにおける使い捨てプラスチックの利用削減
- リサイクル・リユースの仕組みの改善
- 上記の活動の重要性に対する学生の意識喚起

Green Cycleプロジェクトチームが作成したポスター。キャンパス内の廃棄物の状況や対策に関する提言を示した。
このプロジェクトの担当チームはBlooms for Bottlesというプロジェクトを実施しました。これは横浜キャンパスで50以上の使用済みペットボトルを収集し、それを材料としてクリスマス用の装飾品を作るという活動です。以下の写真のようなプラスチック製の花を20ほど作成し、そのうち幾つかをキャンパスのクリスマス・ツリーの装飾に利用してもらうことができました。Green Cycleプロジェクトのチームはワークショップも開催し、横浜キャンパスのプラスチック廃棄の現状や、ペットボトルから装飾品を作る方法などを紹介しました。

学生が横浜キャンパスで収集したペットボトルを再利用して作ったクリスマス用の装飾品
ミレニアム・フェローシップのプロジェクトを実施したフェローたちはキャンパスに意味のある変化を生み出すべく奮闘しました。フェローシップの期間が1学期弱と短く、それが誰もが授業で忙しい秋学期だったこともあり、フェローたちは多くの課題に直面しましたが、最後まで当初のプランの完遂を目指して努力しました。
明治学院大学は、初めてのミレニアム・フェローのこうした活躍を誇りに思います。
明治学院大学ミレニアム・フェローの声
ミレニアム・フェローシップを通じて、リーダーは全てを管理しようとするのではなく、一人一人が最高の成果を出せる環境をつくることに注力すべきであることを学びました。当初予定していたことを全て実現することはできませんでしたが、プロジェクトを管理して協働し、困難が発生した際に柔軟に対応する方法を学ぶ良い経験になりました(国際キャリア学科四年生)。
ミレニアム・フェローシップは実施期間が短く、MCNが求める大きな社会的影響を生み出すことは困難でしたが、多くのことを学ぶことができました。大規模なプロジェクトにリーダーとして立案から実施まで携わるのは今回が初めてだったので、プロジェクト管理やチームワークの形成・維持に関して学ぶところ大でした(国際キャリア学科三年生)。
フェローシップによって最も身についたのは問題解決のスキルです。フリーマーケットの企画と実施を通じて、参加者を集めて企画を周知する術を学びました。また、企画に参加してくれる事業者を募ってプロジェクトを進めることにより、効果的なコミュニケーションや他の人にタスクを振り分けて任せること、チームのメンバーと協力する方法などが身につきました。自ら積極的に動きつつ、チームの仲間にも常に注意を払ってコミュニケーションを欠かさないことがリーダーシップの要件であることも学びました(国際キャリア学科四年生)。
