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Graduate School

大学院 国際学研究科

明治学院大学 大学院 院生メッセージ

院生メッセージ

国際学専攻 博士前期課程

沈 必卓

「多様な視点から、知識の再構築へ」

私の研究テーマは「多文化共生教育の実験場としての中華学校~横浜の二つの中華学校の比較研究を中心に~」です。中華学校では、「民族教育」がその教育の中心となっていると多くの人が考えられてきました。中国の歴史・文化・思想の教育を通じて、中華民族としての誇りやアイデンティティを育成している学校、というのが中華学校に対する一般的なイメージではないでしょうか。ですが近年、特に改革開放後の1980年代以降に来日した「新華僑」子弟の増加や、中国語習得等を目的とした日本人生徒など、多様な子供たちが中華学校で学んでいることが指摘されました。また、オールドカマー・ニューカマー・往還する保護者の要望に応じるために、中華学校はそれぞれの特色や方向性を前に出した経営戦略をこれまで以上に採らざるを得ない状況です。今日のグローバリゼーションの影響を受け、中華学校の外部や内部が同時に多様化していく中で、中華学校はどんな教育を試みているのかを明らかにしたいと考えています。また、中華学校を通じ、日本の華僑社会の変遷を究明できればと思います。

明治学院大学院国際学研究科は、グローバル、ローカル、経済、歴史、文化など、多岐にわたる専門分野とディシプリンから構成され、自分の限られた分野に多角的な視点を提示することができます。また、国際学研究科は、既存の情報をそのまま受け入れるのではなく、批判的なまなざしを向けることが出発点となりますから、中華学校の実態を把握するために、指導教員の先生と一緒に何回も中華学校に足を運びました。フィールドワークを通じ、先行研究で得られた情報を見直しながら、自らの視点の模索を続けています。広い視野を養い、既存情報を自らの力で整理、質疑や更新したい院生にとって、国際学研究科は最適な環境を得ることができる場所です。

2021年4月

国際学専攻 博士前期課程

萩原 浩人

「挑戦の日々」

私は民族問題に関心があります。特に民族紛争に焦点を当てて研究をしています。学部での卒業論文は「ルワンダ内戦」をテーマにしました。ルワンダでは植民地時代に、少数派民族であるツチがベルギー植民地当局を後ろ盾に、人口の9割弱を占めるフツを支配していました。しかし、抑圧されてきたフツは不満を蓄えていき、両民族の対立は深まっていきました。ルワンダは1962年に独立を果たします。独立前後に支配層を形成したのはフツで、独立後はツチが抑圧されていきました。その中で1990年についにルワンダ内戦が勃発し、1994年には50~100万人の死者を出すジェノサイドが起こりました。

「ルワンダ内戦」に関しては、すでにかなりの数の研究の蓄積があります。指導教員の先生からは「自分の視座を確立することが必要だ」とアドバイスをして頂いております。その言葉を胸に、私は「自分の視座」を見つけるために試行錯誤しています。それは楽しくもあり、苦しい思索でもあるのですが、この知の営みこそが、学問の醍醐味だと思っています。

本学の大学院での学びは、毎日が刺激的です。知を深め、思考を巡らすことの悦びは、なにものにも変えられません。正直、忙しい日々が卒業まで続いていくと思いますが、その日々は、私をあらゆる面で豊かにしてくれています。あなたもぜひ、大学院での生活に挑戦してみませんか。

2018年7月