講義科目紹介(一部) 国際学部では、英語と日本語による幅広い講義科目を提供しています。講義科目は様々な学問領域と学習レベルを網羅し、国際学部の2つの学科の教員により開講されています。国際キャリア学科では英語が主要な言語であり、カリキュラムも英語で提供される科目で構成されています。しかし、国際キャリア学科の学生でも日本語能力があれば、日本語によって提供される科目を学習することができます。国際キャリア学科のカリキュラムは、以下の2つの主要な学問領域で構成され、自分の関心に基づき自由に授業を選択することができます。国際学部の学際的なアプローチによる学びに沿って、国際キャリア学科は、学生が異なる知識分野からの知識を探求し、統合することを奨励しています。 文化・社会領域 グローバリゼーションの1つの特徴は、文化交流の劇的な増加です。これらの交流は新しい種類の異文化間の知識と経験を継続的に促進しますが、一旦地理的に離れていた文化が重なり、統合し始めた途端、社会的緊張も生み出します。 「文化・社会領域」は、社会学、人類学、歴史学、宗教学、メディア研究、文化研究などの学問領域を基礎とした授業により、学生がグローバリゼーションの可能性と課題をより理解することを助けます。 これらの授業により獲得される視点は、世界史の息吹から、社会の周辺に追いやられてきた少数者が直面する問題の綿密な研究までに及びます。また、この領域には、学生が自分の研究プロジェクトや大学卒業後の人生で使うことができる研究技能や言語技能を与える授業があります。 経済・政治学領域 グローバリゼーションは、同じように、世界の異なる地域間や個々の国々間の経済的、政治的関係にも大きな影響を及ぼしています。国民国家や国家経済の利害は依然として政治的、経済的活動に影響を及ぼしていますが、これらのシステムの支配は、グローバル企業やNGO/NPOの台頭によって今まさに挑戦を受けています。 「経済・政治学領域」は、特定の地域の政治構造や経済活動の研究から、国際法、政治経済、国際関係の原則、行動経済学、起業家精神などのテーマを扱う授業を通じて、これらの課題を考察します。この領域の授業では、統計分析などの技術的技能や調査技能における指導を受けることができます。 他の講義科目 基礎学力を身につける科目、方法論、将来の自分キャリアを考える科目などで構成されています。 コースの区分 どんな学問的領域の教育課程でも、基礎的な概念や情報を学ぶことから始まり、方法論を学び、より洗練された考えや複雑なテーマに進んでいきます。 したがって学生の学びを導くため、本学科の講義科目は、講義科目をLower Division(初級科目)とUpper Division(上級科目)という2つの区分に分けて設置されています。 Lower Division(初級科目)の選択科目 入学1年目から選択できます。卒業のためにはLower Divisionの単位が最低16単位必要です。国際キャリア学科生は1年目には多くの必修科目を履修し、その後、Lower Divisionの選択科目を選択する機会が増えていきます。多くの「Introduction to…」という講義名が示すように、Lower Divisionにおける科目は、経済、政治、文化、社会を学ぶ入り口です。内容は分野によって変わりますが、学生は基礎的な文献を読み、主要な概念をつかみ、基礎的な研究手法や分析手法の獲得を始めます。 Lower Divisionの科目は本学科における教育の基礎を作ります。 Upper Division(上級科目)の選択科目 入学後4学期目から選択できます。卒業のためにはUpper Divisionの単位が最低24単位必要です。 Lower Divisionの選択とは対象的に、Upper Divisionの科目は特定のテーマについてより詳しく考察します。扱う文献は高度になり、課題も研究レポートや実践を含んだものになるでしょう。学生は特定の学問分野の知識を高め、データ分析のための高度な技能を獲得します。 Lower Divisionの授業は本学科での教育課程を開始しますが、Upper Divisionの授業は3、4年次に卒業プロジェクトのために必要な技能や知的素養を与えます。さらに、本学の交換留学の世界的ネットワークを通じてやってきた留学生が高度な英語の授業に参加し、結果的に、この横浜キャンパスでは多文化な学習経験を提供します。 推奨科目 いくつかのUpper Divisionの科目には要求事項はありませんが、多くの重要なUpper Divisionの科目を履修する場合には、基礎的な知識や技能を身につけている必要があります。したがって、本学科の教員は特定のUpper Divisionの科目を履修する準備として、学生に必須科目を履修することを強く推奨しています。 学生が特定のUpper Divisionの科目を受講するのに十分な基礎的な準備をしていないと教員が判断した場合、その科目を受講できないこともあります。 日本語で提供される授業 この授業は14単位まで、卒業単位に含めることができます。十分な日本語能力がある国際キャリア学科生には、国際学部の日本語で開講されている授業を履修することを推奨しています。 これらのクラスのほとんどは国際学科の教員が教えていますが、本学科に所属する一部の教員も日本語で授業を提供しています。 授業の様子 Market Failure: Externalities 外部性と市場の非効率性 国際キャリア学科授業の様子をご紹介いたします。授業はプラジャクタ・カレ先生の英語による講義です。