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International Studies

国際学科

静岡県・三重県・和歌山県・奈良県・熊本県

平山ゼミ(転原バンド)

ローカリゼーション、特にエコビレッジの体験学習

実習目的

南伊豆エコビレッジでの電灯なし、ガス無し、水道無しの太陽光・焚火・水汲み生活、エネルギー交換の実習と他の3つのエコビレッジの見学、きのくに子どもの村の教育見学。

主な訪問先

南伊豆ニュービレッジ、きのくにこども村、エコビレッジ三角サイハテ、球磨、笑郷まほろば、グリングリン

教員からのメッセージ

電気のない生活に苦しんだのは初日だけで、焚火料理にすぐに慣れ、実体験でエコビレッジの良さを感じたようである。また、ゼミ生全員で消費の少ない共同生活を乗り切ってゼミの絆が深まった。

島根県

賴ゼミ

中山間地域・離島地域に学ぶ公共政策のあり方

主な訪問先

【島根県】
飯南町(中山間地域研究センター、谷笑楽校)
邑南町(食の学校、うづい通信部)
海士町(隠岐国学習センター、あまマーレ、しぜんむら)

教員からのメッセージ

今回の実習を通じて、日本の地域社会の置かれた状況について理解を深めました。
大きな課題に直面している地域ばかりでしたが、「自分たちはどんな地域に住みたいのか」、「(よく生きるために足り)ないものはない」などのスローガンのもと、自立心にあふれる地域づくりが進められていました。これからの日本社会を展望する上でたくさんの気づきを得ることができました。

学生の声

島根県の中山間地域・離島地域を訪問し、地域再生の取り組みについて学びました。
地方が抱える超過疎化、超高齢化、財政危機などの課題は、どれも一部の地域における問題にとどまらず、日本全土、ひいては発展を目指し続ける世界全体にも共通する深刻な問題です。
今回訪れた島根県飯南町、邑南町、海士町は、それぞれ取られている打開策は異なるものの、その土地の気候風土、住んでいる人々の思い、地域の歴史を踏まえてまちづくりが行われているという共通点がありました。
都市を発展させ、地方を消失させることで経済システムを維持するのではなく、両者が共存する新しい価値観とシステムの創造が必要なのだと気づくことができました。

福岡県・熊本県・長崎県

林ゼミ

1.地域資源との付き合い方を考える
2.食の愉しさと大切さを知る

実習目的

ゼミ生の関心を事前にきいたうえで、「農・食」、「自然資源を用いた観光・地域づくり」、「伝統工芸・伝統文化」、「自然保護」の4班に分けて、それぞれの班に訪問先候補を考えてもらった。班の目標(たとえば、「伝統工芸・伝統文化」班の目標は、「伝統工芸体験を通じその地域の歴史を知ることで、その地域が抱えている問題について理解し、その解決法を考える」)に沿って訪問先を決め、できるかぎりゼミ生自身で訪問先にコンタクトをとってもらった。各班が選んだ訪問先をゼミ生全員で訪れ、学びを深めるというのが林ゼミの校外実習のやり方になっている。上記の訪問先を訪れ、学内ではなかなか出会えない方々に会い、現地を訪れることでしかできない学びを多くの場所で行った。

主な訪問先

【福岡県】
ふくおかFUN(ブルーカーボン)、ちかけん(竹あかり)、いりえ茶園、下川織物、うなぎの寝床(地域文化商社)、大牟田市動物園(動物福祉)、ヤマチク(竹の箸)、

【熊本県】
天草市イルカセンター、スキューバダイビング、西岡勝次商店(牛深の雑節)

【長崎県】
タネト(オーガニック直売所)、雲仙市の畑での在来種の種取り、彩雲(在来種の野菜を使った料理)

教員からのメッセージ

今年度の校外実習では、国際学部の卒業生に多々お世話になった。うなぎの寝床に就職したゼミOBにはもちろん、ほかのゼミのOBにも多々お世話になった。おかげさまで、本当に貴重な経験をゼミ生がすることができた。また、ヤマチクで国際学部のOGとも偶然お会いし、卒業生の活躍を目の当たりにできたととともに、国際学部のよさを再認識できた。国際学部ってよいなぁと思うことが多かった10日間であった。
学生メッセージは、校外実習の最終日に実施した「ワールドシフト」を宣言するというワークショップをもとに、ゼミ生が校外実習全体を振り返って記した文章(一部改編)である。このワークショップ通じて、持続可能な社会や地球の未来について考え、自分たちの学びを深める機会となった。校外実習での学びが凝縮されたものであると考えているので、2名分を紹介したい。

学生の声

①「ニーズのあるサービス」→「環境・自然保護から生まれるサービス」
今回の校外実習を通して、サービスやモノは人々のニーズがあるからこそ生まれるという考え方が変わった。増えすぎて竹害とも言われている竹を装飾サービスに変身させる竹あかり、箸に加工・販売するヤマチク、動物のことを一番に考えていたら「社会福祉動物園」として活動が有名になった大牟田市動物園などに伺ったりして、サービスは必ずしもニーズが基盤となって生まれるものではないこと、そしてその基盤が環境/自然保護になるケースがあるということを学んだ。私は就活を行う中で観光レジャーの業界に興味を持ち始めているので、特に大牟田市動物園のようなケースの観光地化は特に印象に残っている。観光業界全体の現在の問題としてオーバーツーリズムが挙げられていて、それに伴う観光地での環境悪化(ゴミの不法投棄など)も問題視されているが、「自然保護」の活動をしている大牟田市動物園のような形で観光地化するとそういった環境問題は発生しないだろうと考えるので、もしも自分が観光地開発に携わるような仕事に就いたら、こういう自然/環境保護を目的としたサービス(観光)を生み出したいと思った。
また、自分が担当として携わった農業の二日間は島原に行かないと体験できないような種取りの仕事を手伝わせていただいた。タネトには普段スーパーで見ることがないような野菜たちがいっぱい並んでいてとても興味深かった。今回お会いしたみなさんは野菜を作る過程を大切にしているので望んでいないと思うが、サービスの方を重視すればこの野菜たちがもっと多くの人の食卓に並ぶと思うので、個人的にはぜひそちらにも力を入れてほしいと思った。

②「失敗と挑戦が怖い」→「自信をもってやってみる」
これまでの自分自身を振り返ると、何かを始めようとする時や興味を持ったことに対して、成功や楽しいことよりも失敗した時のこと、失敗した時に生まれる損、どれだけ大変かといった現実的なことを考え、挑戦することを躊躇ってしまうことが多かったように思う。しかし、今回訪問させていただいた方の多くが「失敗してもいい」「やりたいことがあったらやるべきだ」とおっしゃっているのが印象的だった。また、それぞれの好きなことや興味があることに対して、どんなに大変で多くの問題があっても自信を持って前向きに、楽しみながら取り組んでいる姿が多く見られた。正直、自分のやりたいことが定かではなく、あまり前向き思考ではない私にとってこれらの言葉や姿は素直に受け入れるのは難しくプレッシャーにもなったが、今までのように最初から失敗を想定し、何も始めずに諦めてしまうことはもったいないことだと学んだ。また、ふくおかFUNやイルカセンターでのお話を通して、初めから大きな目標を設定するのではなく、それぞれができることから少しずつ行動に移すことが、やがて成功や目標の達成、問題の解決につながるのではないかと感じた。
そして、竹やお茶、織物や種など時代の変化や技術の進化によって新しいものが生み出されたり、以前より大量に効率良く生産が可能になっていたりするものが多く、昔からあるものや手作業で作られるものを残そうとすることの方が難しい中、大変さを自覚しながらも誇りを持って作り続けていることがとても印象に残っている。またそれらの大変さは想像していた倍以上のものであった。しかしその大変さの中で作られたものは、人の心を動かし他では味わえない感動を多くの人に与えていると実感し、残していく価値があると感じた。そして種に関しては当たり前を問い直すきっかけにもなった。種は一年ごと買うことが普通であると思ってしまっていたが、昔は種を採り次の年につなげていくことが当たり前であったことに気付かされた。また雲仙市の畑で種採りを体験させていただいたことで、種をとり昔からある野菜をつなげていくことの凄さ、生き生きとした野菜とその美味しさに感動した。F1種と種を採り続けることのどちらが良いのかなどは自分にはまだわからないが、ここで行われている農業は無くしてはならないとは強く感じた。
今回の校外実習は自分と向き合い、やりたいことは何か、好きなことはないかについて改めて考えてみること、目標ややりたいことへの考え方を少し変えてみるきっかけとなった。また、当たり前を問い直し考えてみることで見えてくるものや大切なことに気づくことがあると学んだ。

沖縄県

青柳ゼミ

流行る沖縄から生きる沖縄へ―理解のパラダイムシフト

実習目的

1)オートエスノグラフィーの応用
2)地域研究の要領把握-現地での体験を通して
3)現地での活動を介した沖縄文化の把握
4)地域社会への参与観察
「島巡り」の異名を持つこの実習では、地元の人々との交流や民泊体験、あるいは郷土資料館の視察を通して、多文化共生の可能性と課題についてゼミ生一同で吟味・考察する目的で、「日本にあって日本にあらず」といわれる沖縄に赴きました。そして、「唐・ヤマト・アメリカ」という三つの大きな外来の力が地元の価値観やライフスタイルと混交しながら紡ぎ出されてきた「沖縄島」というひとつの文化圏の内部に飛び込み、人文を育みながら、文化比較や異文化理解につながるアカデミックスキルを養っていただきました。

主な訪問先

栄町(まちぐゎ~探索)、沖縄市(コザの街視察)、うるま市(現代版組踊とその歴史的根拠を探る)、大浦湾久志地区(民泊体験)、本部町(海洋文化の理解)、那覇国際通り(文化のコンタクトゾーン探索)

教員からのメッセージ

「沖縄実習」と聞いて、美しい珊瑚礁の海に囲まれ、心優しい人々に触れながら、観光スポットを観て回り、しばしスローな時間を楽しく過ごせると思い込む学生諸君も決して少なくないのでは?無論、悲惨な過去の戦争体験や今に続く基地問題について学びに行くのだろうと覚る学徒諸君もまた、少なくはないでしょう。明治政府による琉球処分以来、日本(第二次大戦後は日米)の植民地と化し、今でもその「地政的優位性」が謳われながら、日本政府と企業の誘致による基地と公共事業と観光を軸としたいわゆる「3K開発」が進められる沖縄。その実態がどのようなもので、地元の人たちがどんな思いでそうした開発と日常的に向き合いながら生活を営んでいるかを垣間見に行くことも、確かにこの実習の一面ではあります。しかし、それ以上にこの実習を通してみなさんに体感し、考察したり再考したりしていただきたかったのは、現地の人々が互いに交わり合い、助け合い、時に対立し合いながら様々な活動を編み出し、自分たちの地域社会を持続させようと蠢く姿であり、そこに自分たちが関わることで新たに紡がれる社交の様相、そしてそんな文化交錯を介して見えてくる自身の生き方や生活世界や素性に他なりません。民泊をはじめ、訪れる先々でみなさんを待ち構えてくださる方々に寄り添い、彼ら彼女らと互いに語り合い、詫び合うことで、生き方の相違と共通性について吟味し、自分たちの今後の「生」を活性化させ、人生を紡いでいくための何らかのヒントを得られるような学びを、卒論研究やその後のリサーチにも応用できる民族誌ないし民俗誌の技法と共に、この沖縄実習より得ていただきたいのです。

学生の声

沖縄県

紺屋ゼミ

海と人の共生について考える

実習目的

名護市大浦湾沿岸地域の文化や生態環境について学び、それらがどのように変化しているのかについて調査することを目的とする。

主な訪問先

沖縄県名護市大浦湾沿岸集落、および那覇市内

教員からのメッセージ

大浦湾はこれからどのように変化していくのか。複雑に絡まりあった幾多もの問題を解きほぐし、海と人との豊かな関係がこれからも続いていくようにと願いを込めつつ今年も沖縄での実習を行いました。
校外実習の目的は、「海と人の共生について考える」ことでした。リゾート開発や基地移転に伴う埋め立て工事、そして地球温暖化などといった大きな環境変化に伴って、沖縄の海は大きな影響を受けています。また、それらは沖縄に限定される問題ではなく、オセアニアをはじめとする地球上の海洋環境全体が抱える問題でもあります。そこで、私たちのゼミでは、沖縄北部の集落を訪ね、島での暮らしや生態環境について今どのような変化が起こっているのかということについて調査を行いました。実際に現地で見聞きした経験は、私たちにとって貴重な学びの機会となりました。沖縄の大自然に触れることの楽しさを知ると同時に、その自然が破壊されている現実を目の当たりにし、時には激しい憤りを覚えたりもしました。

関東に暮らす私たちにとっても沖縄が抱える問題は決して他人事ではありません。人新世という新たな地質時代を迎えようとするなか、海とそして地球と人間とがこれからどのように関係を結び直していくのかを考え、地球環境の保全に具体的に働きかけていくことが求められています。ゼミでは、こうした校外実習での学びをもとに、漂白された砂で覆われた無機質なビーチではなく、さまざまな色や形の貝や蟹たちが生き生きと生息するふかふかの自然浜に価値を見出す社会を作るために、今私たちにできることは何なのかについての探求を続けています。

学生の声

①大浦湾!!!感動の嵐。
1990年以降急ピッチで沖縄の人工ビーチ化が進んだ。大浦湾は今でも山・川・海の連続性が保たれ、5300種以上の生物が生きる唯一の自然海岸。砂はふかふかで、波(ニライ波=神様)の跡がついていた。貝の帯は生物多様性がある証だった。貝博士に連れられ、ゼミ生全員貝拾いに夢中。野生のカクレクマノミに出会えたことは間違いなく人生の宝だ。愛おしすぎる可愛さだった。興奮が冷めやらぬ。生きた海で生きた生命を見て、これが奇跡だと思った。ボートから遠目に建設途中の辺野古基地が目に入り、とても腹が立った。辺野古基地建設、埋め立て工事に伴って、大浦湾の海は荒れ、ジュゴンも去った。生物多様性がおびやかされている事は事実である。しかし何に対して、誰に対して腹を立てればいいのかわからなかった。米軍基地については、立場や経験が違えば沖縄の人の中でも意見が違い、安全保障、外交関係などの視点を入れ込むと、一枚岩には語れない問題。沖縄に初めて来て、何日か滞在しただけの自分には、どういう立場で、何を信じて、何を根拠に意見を持てばいいのかわからなかった。それでも私が出会った自然や生き物たちに心地よく生きてほしいと強く思った。基地の工事が中止されたたった2週間で、ニライ波やナミノコガイが戻ってきた。人間によって簡単に自然は壊されてしまうが、でも自然は正直もので、環境があればしっかり戻ってきてくれる。もう一度沖縄に行って、もっと沖縄について知り、心を通わせて、意見を持ちたい。カクレクマノミを守りたい。

②昔と今の沖縄の現状を知ることは私たちにできる大きなアクションだと思う。今回の校外実習で聞いたお話は知らないことばかりだった。例えば沖縄の大半のビーチが人工砂であり、生き物が住めないような、浄化力のない砂であることである。また、そこに住む生き物はその場所で住むことを選んでいて、特にサンゴは自分では動くことができないため、周りの環境の変化で死んでしまうのも多い。私はこの事実を知らないが故に、人工的に保護が上手く行けば良いという甘い考えを持っていた。しかしそれは間違いで、なぜそこに住む生き物の数が減り、なぜ生き物がそこで住みたいと思い、それに対して既に試されていること、成功例、失敗例ともに情報を知ることで私たちができることが自ずと見えてくると考えられる。そして私自身、沖縄固有の生き物をたくさん知りなぜそこで多様化していったのかを調査したい。以上のように、沖縄に限らず生き物保護のためにはまず情報を得ることが大事である。しかし環境保護をしている一方で、環境に重きを置くのではなく、その地域の発展について優先して行動する人がいることもいることを忘れてはならない。この考えの人々との共生の仕方は課題であると考える。

③校外学習を通して基地問題や生態系破壊の現状などをより身近に感じることができた。サンゴ礁や砂浜の変化は著書で調べるよりも、より現実的で、目に見えて悪化していることが分かった。また、沖縄県に住む島民の意識の違いについても実感した。サンゴ礁まで連れて行ってくれたグラスボードの船長から聞いた話によると、サンゴ礁の保護の為には今すぐにでも基地開発を止めなければならないと熱心に語ってくれたが、国際通りのお土産屋さんの店主にサンゴ礁に対する意見を聞いたところ、あまり関心がなさそうであった。環境保護をしている方々は島民全員だけでなく、日本全体が一丸となって環境保全に取り組むべきであると言っていたが、私個人の意見としては、島民全員の気持ちを再確認し、保護に対する姿勢や意識を正すことが環境保護の第一歩であると思った。しかし、サンゴが減少しているというお話だけでなく、ミドリイシというテーブル状のサンゴは1998年の白化現象で大きなダメージを受けたが、順調に回復し、近年は産卵するまでに成長。生息域を広げているという、良い知らせも聞けて少し安心した。

沖縄県

森ゼミ

沖縄国際大学の学生との合同ゼミ

異文化コミュニケーションの視点から読み解く
沖縄の文化と社会

実習目的

日米関係史、異文化コミュニケーション、メディア論、平和学等の視点から、沖縄の歴史や文化/社会的背景について学びます。現地の方々との交流を通して、実際の現場で今何が起きているのかを自らの目、耳で確かめます。小数派の人々の声にも耳を傾けながら、沖縄の基地問題、平和、ジェンダー、環境、ツーリズムの問題についての理解を深めます。

主な訪問先

那覇市、宜野湾市、沖縄市、読谷村(FMよみたん、コザ・ヒストリート、Torii Station、ユンタンザミュージアム、沖縄国際大学、佐喜眞美術館、沖縄県平和祈念資料館、ひめゆり平和祈念資料館等)

教員からのメッセージ

校外実習は、それぞれのゼミの担当者が、自らの研究ネットワークを駆使して計画を立てる大変ユニークな企画です。教室での学びと実社会との繋がりを知る貴重なチャンスなので、ぜひ参加してください。