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International Studies

国際学科

ヨーロッパ

フランス共和国

浪岡ゼミ

多文化主義の政治
:マイノリティの存在から現代政治の姿を理解する

実習目的

あらゆる背景を問わずにどんな人でも平等に扱われる国としてフランスは知られています。しかし、そのような平等が実際に実現できるかというと、やはり、難しく、お金持ちと貧しい人、さまざまな差別が存在します。浪岡ゼミの校外実習では、平等を理念とするフランスにおいて、どのようにその理念が実際に機能しているのか、その実態を、場所を訪問し、人々と交流することで理解しようとしました。(パリとリヨンにそれぞれ3日、6日間滞在)

主な訪問先

ベルヴィル、パリモスク、ケブランリ美術館、アラブ世界研究所、ルーブル美術館(イスラーム展示)、カトリック教会、リヨン政治学院、リヨン・カトリック大学、サンテチエンヌ大学大学院、ムスリム結社(リヨン)、ポールボキューズ、トルコモスク、難民申請者用のシェルター

教員からのメッセージ

今回の校外実習では、パリとリヨンを周りました。パリでは、貧困者集住地区のユダヤ人街やアラブ人街、中華街をまわりました。リヨンではリヨンカトリック大学、リヨン政治学院、サンテチエンヌ大学大学院で、フランス人学生と共に学び、貧困者集住地区では複数のモスクや教会では信者の経験を聞く機会を持ちました。そして、学生は、アパートで共同生活をしながら、マルシェで買い物をし、自分たちで料理をし、出会った人々を毎晩招いて一緒に食事する機会を持ちました。
学生のみんなは、多様なフランス人と出会い、かれらと食事を含めて深く交流したと思います。学生のみんなは、どんな人でも平等に扱うというフランスの平等原則を学び、その平等原則の下で、不平等や差別に苦しむ人々と出逢いました。学生のみんなは、出逢って、深く交流する中で、フランスの多様性を理解すると同時に、自分たちの考えが変化していくことを通じて、自分の中にある多様性にも気づいたと思います。他者の多様性に気づくことは、自分の中の多様性に気づくことでもあります。みんなが、他者や自分の多様性を大切にしてくれたら良いなと思います。

ドイツ連邦共和国

久保田ゼミ

「負の歴史」とどう向き合うか?

主な訪問先

ミュンヘン:国民社会主義資料センター、ユダヤ博物館
ダッハウ:ダッハウ強制収容所記念館(ワークショップ)
ハイデルベルク:ドイツ・シンティ・ロマ文化資料センター(ワークショップ)
ヴォルムス:UNESCO世界遺産―ユダヤ教関連施設
ネッカーエルツ:ネッカーエルツ強制収容所記念館(ワークショップ)
フランクフルト:ユダヤ博物館、ゲットー博物館、ヴェストエンド・シナゴーグ

教員からのメッセージ

わたしたちが現在生きている社会において、過去の負の遺産を今、どのように記憶し、記録し、そして、現在と未来に向けてどのように継承していくことが、来るべき社会を形成していくための礎になるのでしょうか。こうした問いを立て、日本社会と比較可能な「過去」を背負っている現在のドイツ社会で、どのように「過去の清算」が行われ、「想起の文化」が育まれているのかを学びます。すなわち、「負の歴史」と今、どのように向き合って折り合いをつけようとしているのか、過去を今、どのように表象し、記憶し、継承していこうとしているのか、そしてそれがどのような困難に直面しているのかを学ぶことで、わたしたち自身が生きている社会が抱える問題点を反省するきっかけも得られるでしょう。
この校外実習では、ドイツ連邦共和国の南部をめぐり、ナチズム期の強制収容所跡地に設置された記念館、ユダヤ教関連施設、ロマ人(かつて「ジプシー」という貶称で呼ばれることが多くありました。ナチズム期に、「ユダヤ人」と同様に「人種的」理由から民族虐殺の対象となりました)関連施設等を見学したり、ワークショップに参加したりして、現在のドイツ社会における「過去の清算」と「想起の文化」の実践と問題点について学んでいきます。例えば、ナチズムが設置した強制収容所記念館では、収容所跡地をめぐり、当時の収容者の一日の生活の実態がどのようなものであったのか、どのような人々が収容されていたのか、さらに、過去の出来事をどのように展示すべきか、どのような教育的目的で展示を行っているのか等々の問いと取り組みます。また、現在のヨーロッパ社会がユダヤ系住民やロマ人をどのように表象しているのか、またユダヤ系住民やロマ人がどのような共存の道を模索しているのかを、当事者の人々からのお話を伺いながら調査していきます。過去と向き合うことの難しさと大切さを感じ取ってもらえればと願っています。

ヴォルムス大聖堂(そばにユダヤ人墓地がある)

ヨーロッパに残っている最古のユダヤ人墓地(ヴォルムス)

ヴェストエント・シナゴーグ内部(フランクフルト・アム・マイン)

ユダヤ人通り(ゲットー)博物館でゲットーの遺跡について学ぶ(フランクフルト・アム・マイン)

ユダヤ博物館でシナゴーグについて学ぶ(フランクフルト・アム・マイン)

ヴォルムス大聖堂の前で記念撮影

聖ペーター教会の塔からのミュンヘン市街の展望(ミュンヘンのシンボル的存在の聖母教会を背景に)

ネッカーエルツ強制収容所記念館でのワークショップを終えて

ユダヤ人墓地の学習を終えて

ヴォルムスのシナゴーグ(ドイツ最古のシナゴーグの一つ)

ユダヤ人墓地(ヴォルムス)

ヴェストエント・シナゴーグでの学びを終えて(フランクフルト・アム・マイン)