2020年度ゼミ要覧・半澤 朝彦

担当者名 半澤 朝彦
演習テーマ 五感の国際関係論(政治×文化=音楽その他)
校外実習 実施しない(しかし、合宿や国内外への数日の実習などは例年あり)
(翌年度での実施分を含む)
選考方法 下記の書類提出と面接、ゼミ見学を通じて
小論文テーマ ①ゼミ志望理由(400字以内) および、②読書レポートまたはメディアレポート(1000字程度)を提出する。現在は図書館アクセスがないため、ネット上の情報を上手に使用して、音楽あるいは他の文化領域、メディアなど広い範囲からテーマや問題意識を決め、下記の「内容」に書かれたことを参照して、自分なりに論じてください。読書レポートが可能な場合、この要覧下部にある「テキスト・参考書等」に挙げた本一冊の一部または全部について論述する。あるいは、音楽、メディア、美学芸術、文化一般など広い範囲から新書程度の本を自分で選んでレポートしても良い。過去に自分が体験した(受動でも能動でも)、コンサート、ライブ、展覧会、演劇その他のパフォーマンスの内容を国際関係と関わる形で自分なりに考察してもいいでしょう。YouTubeなどで視聴してレポートしても可。読書レポートでもメディアレポートでも、何を取り上げるか提出前に半澤までメールで知らせてください。提出後、オンライン面接の予定をメールで決めて行きます。
書式・枚数 上記参照
提出期限 5月29日(金)22:00。ただし、期限ぎりぎりの送信はできるだけ避けること。
提出方法 メールで半澤宛に送付する。その際、上記「小論文テーマ」で指定した①と②を1つのワード文書にまとめ、自分の学番メールアドレスから、添付ファイルで送信すること。表紙は不要。メール本文には最低限必ず自分の名前と学籍番号を書き、ファイル名およびメールの件名は「ゼミ志望書類:自分の氏名」とする。なお、学番メールを面接日時などの調整に使用するので、基本的に毎日最低一回はチェックしてください。
その他 「公開ゼミ説明会」を、5月18日(月)12:30~13:20、および、5月21日(木)12:30~13:20 に行います。応募を検討する学生は、「必ず」どちらかに出席すること。Teams上の「国際学科2020ゼミ募集」チームに入り、その中の「半澤朝彦ゼミのチャンネル」に、(できるだけ正確に12:30に)入って下さい。概要説明およびゼミ上級生と学生同士での質疑の時間、という構成になります。なお、この二日のどちらも都合がつかない学生は、半澤まで個別にメールをして(下記にアドレスあり)、代替の時間の相談をしてください。この説明会において、半澤および現在のゼミ生が作成した、より詳しい「ゼミ紹介動画」のリンクも教えます。
内容  国際関係における文化(芸能・芸術・エンタメからイデオロギー、生活様式、規範まで広い意味の文化)、とくに言語化しにくい音、音楽、シンボル、絵画、写真、デザイン、ファッション、映画、ダンス、ミュージカル、建築、食、笑い、その他を幅広く扱う。ゼミ担当者がとくに詳しい領域は聴覚表象(さまざまなジャンルの音楽、クラシック、ポピュラー、民族音楽、サウンドスケープなど)であるが、ゼミ生は各自が「マイテーマ」を持ち、共通の土台を持ちながらも、それぞれの異なるトピックや問題意識でディスカッションを活発に行っている。
 文化の諸領域を扱うが、それらはあくまで国際関係の研究であり、演習1ではナショナリズム、ソフトパワー、グローバル化、近代性、ジェンダー、規範、アイデンティティその他の大きな問題意識にかかわる学問の基礎を現代史の中でしっかり学ぶ。最終目標である大学4年間の集大成たる卒業論文(3年生、4年生で就活と有機的に平行させる形でじっくり行う)に向けて、自身のテーマを発見していく。地域や時代などの限定はない。「言語化しにくい」五感にかかわる対象を扱うことで、感覚を適切に言葉に変換し、高度な思考力・表現力(=インテリジェンス、コミュニケーション力)を磨くことができる。分析能力、リサーチ能力、判断力が飛躍的に高まるだろう。
 このゼミは共同体であり、卒業生・上下の学年・他ゼミ生とのつながりが深い。イベント、学外の研究会、コンサート、ライブ、展覧会、パフォーマンス、観劇、小旅行、演奏参加、合宿などがゼミの勉強の有機的な一部であり、他大学の学生、第一線で活躍する演奏家や、他大学の教授など分野を代表する研究者、文化活動や文化政策担当者に親しく接することができる。ゼミ生は、身体や感覚を使ったり、音を出したりすることが好きなので、社会性が求められる分、アクティブで明るいゼミである。なお、ゼミ検討期間中に上級生ゼミ生とゼミ見学や説明会で実際に話してみる機会がある。
 音楽や音をも含めて国際関係論として扱うゼミは、日本では非常に珍しい。エキサイティングなフロンティア分野である。各自のテーマが音楽である必要はないが、基本範囲は全員で学ぶので、音にまったく関心がない人は困る。音についてもう少し具体的なアプローチを知りたい人は、国際学部サイト2018年度の半澤ゼミ演習1の要覧(下記)を参照のこと https://fis.meijigakuin.ac.jp/ks-j/gakubu_zemi/zemi_display.php?id=287
 扱う範囲が多岐にわたり、メンバーが共同して他の学生のテーマを含めて学んでいくので、ラクなゼミではないが、人間的・知的な成長を図り、自分を変える手ごたえのある勉強ができる。学生のみの自主ゼミも活発で、就活、英語、文章力アップ、といった課題にも対応している。演習3は、時間をかけて悔いのない卒業論文を仕上げる。少なくとも演習2-3は連続履修する。
 ゼミ担当者の専門は幅広く、歴史学、政治学、国際関係学、演奏実践。より詳細には、国際関係史、グローバル化研究、イギリス帝国史、英米関係、「帝国」研究、国連などの国際組織論、平和構築、音(楽)と国際政治、音楽社会史、ソフトパワー、楽器演奏(チェロ:英国ギルドホール音楽院=トリニティ音楽院ソロ・ディプロマ)「明治学院コンサートシリーズ」企画・演奏・レクチャー。
テキスト・参考書等 岡田暁生『音楽の聴き方』中公新書2009
宮崎克己『ジャポニズム』講談社現代新書2018
森正人『大衆音楽史:ジャズ・ロックからヒップホップまで』中公新書2008
渡辺靖『文化と外交:パブリック・ディプロマシーの時代』中公新書2011
柴那典『ヒットの崩壊』講談社現代新書2016
内藤高『明治の音』中公新書2005
バーダマン(里中訳)『はじめてのアメリカ音楽史』ちくま新書2018
山田真一『エル・システマ』教育評論社2008
渡辺裕『歌う国民』中公新書2010
辻田真佐憲『日本の軍歌』幻冬舎新書2014
小沼純一『サウンド・エシックス』平凡社新書2000
山岸美穂ほか『音の風景とは何か』NHKブックス1999
半澤朝彦「帝国主義、グローバル化と音楽」『国際学研究』第36号2009
半澤朝彦「国際政治学と音楽(1)」『国際学研究』第39号2011
半澤朝彦「国際政治学と音楽(2)」『国際学研究』第42号2012
半澤朝彦「グローバル・ヒストリーと新しい音楽学」『国際学研究』第51号2017

注)本の概略はアマゾンなどで検索して調べて下さい。なお、上記は音楽関係の本のほんのわずかの例に過ぎません。他の分野にかかわる「五感と国際関係」の書物も非常に多いので、上に列挙した本以外でまったく構いませんので自由に選んでください。上の「小論文テーマ」の欄を参照。(ただし、上記「小論文テーマ」に書いたように、現在は、コロナ問題で図書館等が使用できないため、本の入手に無理をする必要はなく、ネット上の情報を上手に使うことで代用して全く差し支えありません。)
成績評価の基準 ゼミや合宿、見学会などにおける平常点、ゼミ論文(年に二回、それぞれ5000字以上。何度も添削・書き直しで表現力、文章力、伝達力、整理力などを鍛える。)
メールアドレス hanzawa
ホームページ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E6%BE%A4%E6%9C%9D%E5%BD%A6
オフィスアワー 5/14(木)12:30-13:20。(上記「その他」にある「説明会」の方が必須イベントですが、メールでの相談や、オフィスアワーにteams, zoomなどを使用した個別面談にも応じます。その場合、事前にメールしてください。5/14以外であっても、時間調整しましょう。)
公開授業 参加必須の説明会(上記の「その他」の項参照)に参加したあと、実際に応募を考える学生は、基本的に必ず木曜の4,5限に行われている上級生のズームゼミに見学参加してください。説明会の際にズームゼミへの入り方や時間(参加は一部の時間で良いです)を相談・教えます。コロナによるオンライン状態は数か月で終わることを期待していますが、半澤ゼミがオンラインにも上手に、積極的に対応していることが分かるでしょう。
履修済・履修中であることが
望ましい授業
国際関係論、文化交渉史、現代史、国際政治史、国際政治学、比較政治、比較文化、文化人類学、~文化論など幅広く。
2021年度に在外研究・特別研究で
開講しない可能性
なし