学科主任メッセージ

 

 

 国際学科主任  重冨 真一教授

 

 

2020年度の新学期は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大のさなかに迎えることになりました。この感染症の拡大は、私たちの社会がとてつもなくグローバル化していることを、目に見える形で示すと同時に、グローバル化した社会が抱えている(普段はあまり意識しない)諸問題も浮き上がらせました。私たちの経済は国境を越えた人の往来に大きく依存していること。ささやかな楽しみや便利で快適な生活スタイルは、たくさんの雇用条件の脆弱な人たちに支えられていたこと。医療体制あるいは経済発展の格差が人の生死を分けること。民族間の潜在的な差別意識があること。個人の自由や民主主義と国家のコントロールをどうバランスするのか、などなど。一方ではこの危機が、新しい社会のルールや国際的協調行動、そして技術革新を生み出しつつあります。
みなさんはいま、人類史の大きな転換点を目撃しているのかも知れません。みなさんの周りや広い社会で起きていることに目を凝らし、その意味、原因、影響を考えてみましょう。そのための材料と分析の道具立て、そして議論の場を、国際学科は用意しています。