30周年に寄せて

国際学部が戸塚のキャンパスに産声をあげたのは1986年4月です。4月26日には現ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所事故が起きました。バブル景気が喧伝される中で、89年には昭和天皇が逝去して平成時代になりますが、世界ではベルリンの壁の崩壊に続いて冷戦時代が終わり、その地勢も大きく変わります。

このような時代にスタートし、30年を経た今日「国際化」の意味も大きく変わりました。紛争のない平和な社会をめざす学問の構築を、という理念をどのように身のあるものにするか、という問いも日々更新せざるを得ません。それぞれの時代に、国際学部で過ごした卒業生はその後の時間をいかに生きたでしょう?また大学の経験はどんな意味をもったでしょうか?

2016年に学部創設30周年を迎え、国際学部に関わってきた皆さんとこうした意味を改めて確認しようという機運が生じました。来る12月3日には、関係者の集う催しを準備しています。このサイトを通じて、この学部とのつながりを捉え直す機会になれば幸いです。

2016年9月

国際学部長 竹尾茂樹